📌 痛々しい延命措置「ポイント経済圏」

ガラパゴス化リターンズ(既得権益者の逃げ切り戦略)マップ
① 国内市場の条件
- 市場規模が大きく、海外依存が低い(既に過去の話)
- 同業種間で差別化が難しい
- 価格競争を避けたい企業心理
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② 顧客囲い込み戦略の加速
- 値引きではなくポイント付与でお得感を演出
- プロスペクト理論(損失回避)をフル活用
- 消費者の「損したくない」心理に直結
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③ 横断型ポイント経済圏の発展
- 異業種連携で生活全般をカバー
- ポイント残高が心理的ロックインを形成
- 顧客ロイヤルティの源泉が「サービス」ではなく「ポイント」に移行
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④ 本質的サービス改善の停滞
- ポイントで顧客維持できるため、サービス改良の優先度が低下
- 顧客の比較検討意欲が減退
- 利用者は「得している感覚」に依存し、思考停止
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⑤ 国内競争のガラパゴス化
- 企業間競争がポイント施策中心に収束
- 海外水準のUX・スピード・価格競争力を軽視
- 国内独自の囲い込みモデルに最適化
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⑥ 国際競争力の低下
- 海外市場で「サービス品質」で勝負できない
- ポイントモデルが文化的に浸透しない国では通用しない
- 結果として国外展開が難航
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⑦共食い経済の完成
- 海外では戦えない
- 減少していく人口の中で食い合う
- 更に「感情的誘導」に磨きがかかりマーケティングがグレーゾーンに突入
- 資源なし食料も無し
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どうなる?
🎯 全体像(簡易フローチャート)
国内市場の条件
↓
顧客囲い込み戦略(損失回避型)
↓
横断型ポイント経済圏
↓
サービス改善の停滞
↓
国内ガラパゴス化
↓
国際競争力低下
↓
ガラパゴス共食い経済
政治ばかり責めて問題が解決するのか?
企業やメディアは問題ではないのか?
「ガラケー」の失敗で何も学ばなかったのか?
🗾日本のアドバンテージも…

正確・勤勉・忍耐力・細やかさ
この日本の美徳は精密ロボット化に取って代わられてしまった。いまやどの国でも再現可能。
食文化・観光資源
戦争は二度と起こらないという希望的観測が崩壊。世界はグローバル化から自国主義に転換傾向。贅沢産業は今後相対的に需要が減少する可能性が高い。
アニメ
AIの進化が加速するとともに、アニメーション表現の自由さの価値が薄れる。
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