イラッとした感情を、一瞬で消す方法。
対向車のライトに、思わず舌打ちしそうになる夜。
その一瞬の“イラッ”こそ、実践のチャンスです。
きまずうOSは、
「怒りをがまんする」んじゃなくて、
湧き上がる感情の“構造”に気づいて、ふっと手放す方法。
つまり——
イライラを「なかったことにする」んじゃなくて、消える仕組みに変える。
夜道での“まぶしさ事件”をテーマに、
この思考法を**実際にどう使うのか?**をリアルに描いています。
「夜のドライブ」
夜の峠道。
すれ違いざまに、対向車のヘッドライトが
パッと目の前を照らす。
一瞬、僕はたじろぐ。
アクセルを戻し、
ブレーキにそっと足をかける。
できるだけ目をそらす。
でも、
道を見失わないように、必死に目を凝らす。
「眩しいっ!」
思わず声が漏れそうになる。
「なんだよ、眩しいじゃないか」 「ライト上がってんじゃないの?」 「ハイビームかよ……」 「迷惑なやつだなぁ」
湧き上がる怒り。
止まらないイライラ。
しばらくそのまま引きずってしまって、
別の車とすれ違うたびに
さっきの“あいつ”を思い出す。
そしてまたムカつく。
【きまずう的思考:お互いさま理論】
「眩しいっ!……(くそお……)」
とっさに出た心の声。
でも——
“いや、ちょっと待てよ。” と気づく。
「峠道では、向こうも眩しいはずだ。……これはお互い様だね。」 「もしかしたら、ハイビームに気づいてないだけかも。 ……あ、そういえば自分も昔、ライトを下げ忘れてたことがあったな。 そのとき、許してくれた人がいたっけ。」
そう思えた瞬間、
怒りがふっと和らいでいく。
また快適なドライブに戻れる。
最後までお読みいただき、ありがとうごじざいました!