2025/07/25現在の観点からこの記事について意見します。 当時から大筋では、今と同じようなことを考えています。ただ、まあ、著書の批判という切り口は痛々しいですけどね。 「引き寄せの法則」というのは、どういう方が興味を持つかというと、要するに「現状に不満がある方」ですね。結局のところ、「潜在意識のコントロール方法」について言及している著書が多いですが、「潜在」しているので、普通は見えないわけです。「潜在意識」というものを書き換えるには、少なくとも「あなたが生きてきた人生の分の時間」が必要です。 身も蓋もない話ですが、「漠然」とまたは「気合い」で行おうとすれば、それが現実です。もっと奥深い話をすれば、幼少期の経験から作られた「潜在意識」は非常に根深いので、書き換えが難しいです。だからと言ってあきらめる必要はありません。そのために作られたのが「きまずうOS」なんです。超効率化します。 引き寄せを起こしたければ、まず、見えない潜在意識を「見える化」する必要があります。それがSBツリーです。無意識な選択をまずは「見える化」すれば、「引き寄せの可能性」も見えてきます。
既存の引き寄せの法則の問題点・不足点
ジョセフ・マーフィー、ナポレオン・ヒル、ロンダ・バーンと、引き寄せ界の巨匠たちはどの方も素晴らしい実績を残しました。しかし実は、私たちのような一般人にも出来るレベルまで掘り下げた説明ができませんでした。 ですので、著書を読み、その通りに行動・実践しても、
「引き寄せが起こらない」
もしくは
「非常に小さなことしか引き寄せられない」
という結果に終わります。もしかすると、あなたもそういった経験をお持ちかもしれませんね。
「ロンダ・バーン」の「ザ・シークレット」は全世界で2000万分以上売れたそうです。文庫本として、今でも販売されています。トータルの販売数は、想像もできません。
これだけ多くの「引き寄せの法則」に関する著書があふれているにも関わらず、
人生を引き寄せた
という方はあなたの周りにいるでしょうか?
その原因を紐解くと、
彼らはある特別な才能(潜在意識に働きかける条件)を運よく持ち合わせた者にしか結果が伴わないレベルまでの解説しかできなかったんです。
何故か?
それはまさに彼らが特別な才能を運よく持ち合わせていた人たちだったからです。彼らは既に自然とその能力を持っていたため、まず、
持たざる者の気持ちが分かりません
そして
その能力をゼロから会得する方法が分かりません
それは、
その能力を持っていること
運よく獲得できたこと
が
特別な事があるという認識がない
ので、必ずそうだったとは断言できませんが、おそらく彼らは、その特別な能力を多くの人間が備えている前提で、著書をしたためたのでしょう。
ですので、説明すべき内容が足りていないんです。
潜在意識に関する必要な知識引き寄せの準備についての説明がなされていません。
2000年以上前から繰り返している無限ループ

かつて、ブッダ(釈迦)も弟子に説きました。
反応を止めなさい
しかし、弟子たちには理解できませんでした。それは、
ブッダはある特別な条件を備えていた特別な人物だったからです。
ブッダの父は釈迦族の国王であるシュッドーダナ、母は隣国コーリヤの執政アヌシャーキャの娘、マーヤーです。要するに、大金持ちの生まれだったため、かなり安全な環境で暮らしていました。(その後の修行は過酷だったのですが)
安全だったからこそ
「メタ認知」
という境地に至ることが出来ました。
当時の一般人には無理な技術ですし、お弟子さんたちも正確な理解をできなかったでしょう。
なぜ無理だったのかについては、ここではお話しできません。ヒントは「死活問題と動物の本能」というところでです。この事について、語られている人を見たことがないです。2000年以上も経っているのに、僕だけが気付いているなんて事はないと思うのですが…(ここはかなり重要なポイントです)話を戻しましょう。同じことが繰り返されているんです。引き寄せの法則に必要な事は、「自己肯定感」です。しかも、「本当の自己肯定感」です。
「本当の自己肯定感」という準備が出来れば、世の中で語られている、引き寄せの方法を実践するだけで、その効果が十分発揮されるようになります。
これまでの話に基づいて、歴代の巨匠たちの著書について、問題点・不足点の説明を試みます。批判をするという事は、潜在意識においてはあまり効果的な行為とは言えませんが、ここはあなたのために、あえて批判的立場で、巨匠たちが説明できなかった部分について紐解いてみようと思います。
※あくまでも僕の私見でしかない事には、十分に注意を払って下さい。自分で確かめてみる事、嘘だらけの現在の世の中で、それはとても重要な事です。
多数決によって思考停止するのも止めて下さい。真実を知っているのは少数派です。だからこそ人間社会は成り立っています(これは余談です)
ジョセフ・マーフィーの潜在意識論

1898年5月~1981年12月
アメリカ合衆国で活動していたアイルランド出勤の宗教家
・人生は思い描いたとおりになる
・その願望か潜在意識に達した時、叶えられる
・潜在意識に私たちの意識する願望が受け入れられれば、その願望は必ず叶う
1-自分の望むことを上手く想像する事(image)
2-その事を考え続ける事(think)
3-実現を信じる事(believe)
4-行動する事(do)
【問題点・不足点】
1~4の事を実行できる人は成功するでしょう。但し、
潜在意識という物がそれを邪魔するからこそ私たちは悩む
のであって、その解決法に関しては一切触れていません。引き寄せをはたらかせるには準備が必要なのですが、準備を飛ばしていきなり実践の部分を語る著書なので、みなさん結果が出ないんです。
ナポレオン・ヒルの潜在意識論

1883年10月26日~1970年11月8日
アメリカ合衆国の著作家
1-自分の願いを明確にし、それを書き出す
2-それを毎朝・毎晩感情を込めて声に出して読み、潜在意識に刷り込む
3-願望達成の具体的な計画を作り、それに従った行動を継続する
【問題点・不足点】
2の
「潜在意識に刷り込む」
その方法こそが、私たちの知りたい方法であるのに、その点については解説されていない。それでは、引き寄せを起こす可能性は非常に低く、これもやはり、ある条件が整っている恵まれた人物しか結果を残せません。「潜在意識に刷り込む」ためには、「準備」が必要です。「準備」あっての「実践」なんです。
ロンダ・バーンの潜在意識論

1945年
オーストラリアのテレビ作家・プロデューサー
お願いする
信じる
受け取る
強力なプロセス
4-感謝の力
5-ビジュアライゼーションの力
6-行動の力
【問題点・不足点】
「お願いする」場所と方法について具体的に触れなければならないのに漠然と扱われている。
「信じる」についても、何をどう信じればよいのかについて、具体性に欠けている。
「受け取る」については、日本語の訳が間違っているのかもしれない。「受け取る」ではなく「受け入れる」が正解だと思います。
「感謝」とは無理やり行うのではなく、自然と生まれるものです。「感謝」は「プロセス」ではなく、「結果」なんです。結果として自然発生的に生まれた「感謝」が次の引き寄せをより強いものにグレードアップします。
「ビジュアライゼーション」は補助的な意味で引き寄せの助けにはなってくれるが、あくまで効果を高めるための補助的な方法ですね。
「行動の力」はまず、行動の方向が間違っているからこそ現状に悩んでいるのであり、その正しい方向を理解し「行動」をグングン後押ししてくれるのが本当の意味での潜在能力の活用であるのに、自らの力による行動を促されても本末転倒のような気がしますね。
(ちょっとこれも余談ですが)やりたいと思っている事と本当に満たされる事というのは一致していないことが多いです。正しい行動というのは、「本当に満たされる事」かと思うんです。とは言え、本当は正しいか間違いかの議論は意味がないんです。2つの選択肢からどちらを選ぶか?という現実があるだけで、「自らの選択」と「させられている選択」のどちらか?という事だけです。
本当の自己肯定感とは

「自己肯定感」と「本当の自己肯定感」との違いは何でしょうか。違いというよりは、「自己肯定感」の一部分が「本当の自己肯定感」とも言えますし、「自己肯定感」の中には、一時的なもの、すぐに元に戻ってしまうもの、他者によって作ってもらったものという事もあるでしょう。確実に言える事は、
「本物の自己肯定感」は一生揺らぎません。本当に、根っこからの自己肯定感です。